【マレーシア】建設業、今年は3年連続で2ケタ成長=建設業開発局
【クアラルンプール】 建設業開発局(CIDB)は、今年の建設産業の成長率が、3年連続で 2 ケタ成長するとの見解を示した。
昨年は公共事業や民間セクターにおいて1,600億リンギ規模のプロジェクトが実施された。 昨年の成長率は11.8%だったが、今年は10.3%の成長が見込まれている。2012年、2013 年の成長率は、それぞれ 18.1%、10.6%だった。
ナジブ・ラザク首相は今月10日、外国人労働者への依存を軽減し、マレーシアの建設産業を世界のトップレベルにまで引き上げるための建設産業改革計画(CITP)に基づく18のイニシアティブを発表した。
CIDBはイニシアティブにより、建設業の一人当たりの生産性は2020年までに2.5倍の1 万6,500米ドル(6万1939リンギ)となるとの予想を示した。工業化建築システム(IBS) の利用促進が盛り込まれており、労働力を50%削減できるようになると分析。政府はIBSの 導入に1,000万リンギを割り当てており、現時点で公共事業の42%でIBSが利用されている と明らかにした。
(ザ・スター、9月16日、ベルナマ通信、9月15日)
提供:アジアインフォネット
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