【フィリピン】<中央銀行、8月のインフレ率 0.2%~1.0%と予想> 20年間での最低記録を連続で更新する可能性
2015年9月の消費者物価(インフレ)統計は10月5日頃に発表される予定である。
ちなみに、9月初めに発表された8月の総合消費者物価上昇率(インフレ率、2006年=100)は前年同月比0.6%(速報値)にとどまり、前月からさらに0.2%ポイント鈍化、1995年以降過去20年間で最も低いインフレ率を記録した(1995年以降のデータを2006年基準で算出)。8カ月間の平均インフレ率も1.7%(速報値)にとどまり、2015年政府インフレ目標(2.0~4.0%)の下限を下回る推移となっている
中央銀行テタンコ総裁は、8月のインフレ率は前年同月比0.2%~1.0%と予想している。すなわち、9月は3カ月連続で1%を割り込むとともに、20年間の最低記録を連続で更新する可能性がある。また、0%に限りなく接近する可能性もある。
提供:WCLソリューションズ・フィリピン
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