【フィリピン】<大阪ガス、ミンダナオに世界最大級のヤシ殻活性炭工場>
大阪ガスグループがフィリピンのミンダナオ島でのヤシ殻活性炭事業を大幅拡充しつつある。22日に世界最大級のヤシ殻活性炭新工場の開設式を実施する予定である。
大阪ガスの子会社である大阪ガスケミカルは、 武田薬品工業が1936年にドイツから技術を導入して製造・販売を開始した"白鷺"ブランドの約80年の歴史と、大阪ガスの石炭化学技術による繊維状活性炭を引き継ぐ活性炭大手メーカーである。2014年にスウェーデンのジャコビ・カーボンズ(Jacobi Carbons)グループを買収、世界トップクラスのグローバル活性炭メーカーとして、優れた製品・技術を世界10か国の製造拠点から100か国以上に供給している。
フィリピンでは1972年にダバオ・セントラル・ケミカル社を設立し、フィリピンでのやし殻破砕炭の生産を開始している。 そして、このほどミンダナオ島のカガヤン・デ・オロでの年産2万トン超という世界最大級のヤシ殻活性炭新工場開設に至ったのである。カガヤン・デ・オロは主原料であるココヤシの産地に近く、原料安定確保や輸送コストの低減が期待できる。
提供:WCLソリューションズ・フィリピン
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