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【フィリピン】<高齢者の暮らしやすさ、比は50位(96カ国中)> 前年は44位、年金加入率や寿命で低評価 1位スイス、8位日本、52位中国、60位韓国

 世界の高齢者の生活環境を調査している国際NPO「ヘルプエイジ・インターナショナル」(本部ロンドン)は、9月9日、「グローバル・エイジウオッチ指数」(GAWI)2015年版を発表した。


 GAWIは、高齢者の暮らしやすさのランキングであり、2013年にヘルプエイジ・インターナショナルと国連人口基金が、不足がちであった世界の高齢者に関するデータや情報を幅広く広く提供しようという目的で作成を開始した。世界保健機関(WHO)などの国際機関が持つ、高齢者の収入や健康、教育や雇用などのデータをもとに、高齢者が置かれた社会的、経済的な状況をランクづけしている。調査対象国・地域は2013年が91、2014年と2015年が96となっている。

 2015年版のトップはスイス、2位ノルウェー、3位スウェーデン、4位ドイツ、5位カナダ、6位オランダ、7位アイスランド、8位日本、9位米国、10位英国と続く。最下位の96位はアフガニスタン、95位はマラウイ、モザンピーク94位となっている。

 アジア主要国では、中国が52位、韓国が60位、インドが71位などとランクされている。日本は充実した医療、社会保障や年金制度が評価され、アジアで唯一ベスト10入り、そして、2013年の10位、2014年の9位から順位を上げている。東南アジア諸国は、34位にタイ、41位にベトナム、50位にフィリピン、74位にインドネシア、80に位カンボジア、83位にラオスとランクされている。

 フィリピンは、2013年の44位、2014年の44位から6ランク低下となっている。2014年は、東南アジアのなかではタイに次ぐ2位であったが、2015年はベトナムに抜かれ3位に後退した。フィリピンは年金加入率の低さ(28.2%)、老齢層の貧困率の高さ(13.7%)、医療施設の未整備、寿命の短さなどで厳しい評価となっている(15年9月9日のヘルプエイジ・インターナショナルのニュースリリースなどより)。

提供:WCLソリューションズ・フィリピン

ここで紹介できなかったフィリピン経済情報は、 フィリピン経済・金融・投資情報 にてご確認いただけます。

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