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【フィリピン】<フィルインベストランドのみ「グリーンシティ計画」に応札>

 ルソン島パンパンガ州クラークにおいて、「グリーンシティ計画」が推進されようとしている。

「グリーンシティ計画」は、1990年代初頭の米軍撤退後のクラーク空軍基地跡地の再開発を担当する基地転換庁(BCDA)が、同跡地の一部に環境配慮型の近代的かつ持続可能な都市を民間企業との連携によって開発しようという構想である。この都市は秩序ある開発によって構築、全体の7割を緑地に充当、災害に強い、優良企業や有名大学を誘致、効率的な公共交通機関導入、徒歩や自転車での移動も快適かつ安全に行われるなどをコンセプトにしている。

 総開発面積は9,450ヘクタールに達し、総事業費は140億米ドルと見積もられる大型プロジェクトであり、国内資本のみでは完工は難しそうである。日本政府は今年8月に「海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)」を通じて、「グリーンシティ計画」を支援することで、BCDAと合意している。JOINは、民間と共同で出資を行うほか、(1)政府と共に相手国と交渉を行い、日本企業の投資リスクを改善すること、(2)日本の技術と経験を相手国の人々に伝え、インフラ事業を自ら運営できる人材育成を図ることも役割としている。

 このような「グリーンシティ計画」のうち、まず288ヘクタール開発事業の入札が行われた。9月9日付け各紙電子版によると、この入札に応札したのはフィルインベスト ランド1社のみであった。応札条件は、政府側に1億6,000万ペソのプレミアム支払うというものであった。

提供:WCLソリューションズ・フィリピン

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