【フィリピン】<9月のメラルコ電力料金、5カ月連続で値下がり> 2010年1月以来5年8か月ぶりの低水準に
配電最大手マニラ電力(メラルコ)の2015年9月の一般電力料金が値下がり(1kwh当たり0.57ペソ)する見込みである。
これは5カ月連続の値下がりであり、5カ月間合計では1kwh当たり2.13ペソの値下がりとなる。その結果、9月の電力料金は同8.55ペソとなり、2010年1月以来、5年8か月ぶりの低水準となる。
9月は、主に原油価格下落などにともなう燃料費コスト低下で発電チャージが前月にくらべ、1kwh当たり0.42ペソ引き下げられことによる。発電チャージは、メラルコの電力料金の50%以上を占める最大のコスト項目であり、電力料金に大きな影響をもたらす。
この結果、月間200キロワット使用する標準的な家庭の9月の電力料金支払額は、前月より113.46ペソ安くなる。なお、発電チャージは、発電企業からの発電コスト請求をメ ラルコが顧客にそのまま転嫁するものであり、値上がりでも、値下がりでも、メラルコの損益には中立要因である。
提供:WCLソリューションズ・フィリピン
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