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【フィリピン】<首都圏で断水懸念、アンガット・ダム水位低下>

政府は、エル・ニーニョ現象による降雨不足に対処するため、マニラ首都圏で、早ければ来週から一定時間断水を実施する予定である。エル・ニーニョ現象は1998年に発生して以来の強いレベルに達している。

 9月2日付けビジネスワールド紙ネット版によると、国家水源委員会(NWRB)はマイニラッド・ウォーター・サービス(MWSI)とマニラ・ウォーター・カンパニー(MWCI)への水供給割当を38立方メートル毎秒(cms)に削減した。過去2カ月間の両社への水供給割当は41cmsであった(通常時は43-46cms)。

 同委員会は、「アンガット・ダム(ブラカン州)の水位が低下しており、エル・ニーニョ現象が終わるまで来年まで水を確保するためには、水位を調整する必要がある」と説明した。アンガット・ダムはマニラ首都圏の飲用水の97%を賄う「首都圏の水がめ」である。正常水位は210メートル(海抜)以上であるが、現在は186.24メートルである。マイニラッド社の給水担当者によると、ケソン市、ノース・カロオカン、パラニャーケ市、バレンスエラ市、カビテ州の一部、約23万戸が断水の影響を受ける可能性がある。断水の時間は1日12時間程度。断水は事前に通知されるとのことである。

提供:WCLソリューションズ・フィリピン

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