【フィリピン】<バタンガス港の国際コンテナ貨物、4.5倍に急増> 運営企業のATI、上半期純利益8%増の10億ペソ
エイジアン・ターミナル社 (ATI)の2015年上半期(1月~6月)のバタンガス港での国際コンテナ貨物取扱量は前年同期比344.8%増(約4.5倍)で急増ピッチが一段と高まった。
マニラ首都圏の南方110キロメートルに位置するバタンガス港は、戦略的かつ近代的な港湾としてマニラ港を補完する玄関港の役割を担っている。そして主要道路との直結や先端的な施設により、利用企業、トラック業者、乗船客らの利便性を高めている。
カラバルゾン地域(カビテ州、ラグナ州、バタンガス州、リサール州、ケソン州)の産業発展に対応して、バタンガス港はATIを通じて、国内貨物及び国際貨物のサービス施設の充実に取り組んでいる。ATI社は、バタンガス港の港湾運営を一手に引き受けている。ATIはドバイの港湾業務最大手DPワールドグループにも属している。
バタンガス港での取扱い急増などにを背景に、ATIの2015年上半期の業績は堅調に推移した。営業収入は前年同期比9.3%増の42億8,610万ペソであった。費用が同6.3%増の26億3,900万ペソにとどまったことから、純利益は同7.8%増の10億0,530万ペソに達し大台突破となった(エイジアン・ターミナル社社の2015年第2四半期事業報告書などより)。
提供:WCLソリューションズ・フィリピン
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