【マレーシア】人民元、アジアへの影響拡大=ゼティ中銀総裁
【クアラルンプール】 中央銀行バンク・ネガラのゼティ・アクタル総裁は、多くの国々が中国を最大の貿易相手国や最大の外国投資家であると見なしていることから、中国経済がアジアに与える影響は大きいとの考えを明らかにした。
ゼティ総裁は、アジアだけではなく世界各国への人民元の影響は大きいと指摘。マレーシアを含めたアジア各国は人民元の国際化に合わせた変化に対応できるようにならなければならないとの考えを示した。
バンク・ネガラは人民元のオフショア決済銀行に指定されており、今後の人民元の国際化に合わせてマレーシアの輸出業者も人民元を利用した取引を進める必要があるという。バンク・ネガラは中国の中国人民銀行との連携を強めながら投資家への支援などをする。
ゼティ総裁は、人民元を利用して貿易、投資を行うことでコストを減らし、越境貿易、投資の活性化が可能だとコメント。マレーシア政府系投資会社カザナ・ナショナルやチャガマス、アクシアタ、メイバンクなどは人民元の社債を発行していると明らかにした。 (ザ・スター、8月18日、ベルナマ通信、8月17日)
提供:アジアインフォネット
ここで紹介できなかったマレーシア経済情報は、 マレーシアBIZナビ にてご確認いただけます。