【フィリピン】<10月、リゾーツワールドにベルモント・ホテル開業>大手不動産メガワールド、ホテル事業を積極推進
大手不動産企業メガワールド(MEGA)は各地で大規模化複合開発プロジェクトを推進しており、それらのなかに有力ホテルも含まれている。
MEGAはイロイロ州では国内最大規模のITパーク、ホテル、住宅などで構成される「イロイロ・ビジネスパーク」を開発中。開発のベースとなっているの は、メガワールドが2007年に政府から12億ペソで取得した旧イロイロ空港跡地(54.5ヘクタール)であるが、入居希望が予想以上に多いことなどか ら、 開発総面積を当初予定の54.5ヘクタールから72ヘクタールへと3割拡大した。
「イロイロ・ビジネスパーク」のマスタープランには、リッチモンド・イロイロホテル、コートヤード・マリオットなどのホテル、BOPオフィスタワー、会 議場、技能訓練センター、20万平米超の小売店舗スペース「フェスティブ・ウォーク」等が含まれている。
この「イロイロ・ビジネスパーク」において、今年6月、「リッチモンド ホテル イロイロ」を開業した。このホテルは、12階建てのビル「リッチモンド タワー」の8階を占め、部屋数は149室である。
一方、今年10月には、ニノイ・アキノ国際空港第3ターミナル(NAIA3)に隣接するカジノリゾート「リゾーツワールド・マニラ」(RWM)において、高級ホテル「ベルモント ニューポート」を開業する予定である。このホテルは10階建てで480室となる。
RWMには既に、172室(全てスイート)のマキシムズホテル、342 室のマリオットホテル、割安ホテルのレミントンが営業しており総部屋数は1,226室に達している。さらに、宿泊施設が充実することになる。
現時点でメガワールド・グループのホテル総部屋数は2,049室であるが、中期的には1万2千室を目指す(15年8月17日のフィリピン証券取引所回覧04637-2015号などより)。
提供:WCLソリューションズ・フィリピン
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