【マレーシア】馬-トルコ自由貿易協定が発効、関係強化に期待
【クアラルンプール】 マレーシアとトルコの自由貿易協定(FTA)が今年8月1日付けで 発効した。ムスタパ・モハメド通産相は、FTA締結によりマレーシアとトルコの間の投資やサービスの推進に繋がるとの期待を明らかにした。マレーシアの、トルコにおける投資額は20億米ドルとなっている。
政府系投資会社カザナ・ナショナルやマレーシア・エアポーツ・ホールディングス(MAHB) はトルコにおいて多額の投資を行っている。カザナ・ナショナルはトルコ最大の病院チェーンの75%株式を保有しており、MAHBはトルコのイスタンブール・サビハ・ギョクチェン国 際空港(ISG)の運営を行っている。
ムスタパ・モハメド通産相は、トルコとマレーシアの間の貿易について、現在の15億米ドルから2020年には50 億米ドルに増やすことが可能と指摘。マレーシアの民間セクターが FTAにより提供されるビジネス機会を活用し、人口7,400万人の市場であるトルコへの本格参入をすることを期待していると述べた。
トルコにとり、マレーシアは東南アジア諸国連合(ASEAN)で初のパートナー国となり、今 後二国間の関係強化が期待されている。
2014年、マレーシアとトルコの間の貿易高は9億6,900万米ドルとなり、マレーシアの トルコへの輸出高は 7 億5,200 万米ドル、輸入は 2 億1,700 万米ドルだった。
FTAの締結によりテキスタイルや洋服、電機、電子製品、化学製品、鉄鋼製品への輸入関税が8年間に渡り段階的に撤廃される。パーム油、パーム油製品に関しても優遇税率が適用される。 (ベルナマ通信、8月4日)
提供:アジアインフォネット
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