【フィリピン】<グローブ・テレコム好調、半期ベースでの最高益更新> 上半期の純利益27%増の87億ペソ、実質14%増益に 携帯加入13%増の4,835万件、ブロードバンド55%増加
当地第2位の通信企業グローブ・テレコム(グローブ)は8月4日、2015年上半期(1月~6月)の決算速報を発表した。グ ローブは2014年通年の決算において、収入、税金・金利・償却前利益(EBITDA)、純利益、コア純利益ともに史上最高を記録したが、2015年に入って一段と業績が向上している。
グローブの今上半期のサービス収入は前年同期比13%増の538億ペソと二桁増収となった。主力の携帯通信収入が同10%増の416億ペソ(構成比77%)、 ブロードバンド収入が同31%増の76億ペソ、固定回線データ事業収入が同20%増の31億ペソ、固定回線音声関連収入が同7%増の15億ペソといずれも 増収であった。
一方、営業費用は同9%増の312億ペソにとどまったことで、税金・金利・償却前利益(EBITDA)は同19%増の214億ペソで半期ベースでの史上最高となった。減価償却費は同7%増の21億ペソであった。これらの結果、報告純利益は同27%増の87億ペソへ と大幅増加、半期ベースでの史上最高益となった。一時的損益や外為変動損益などを除いたコア純利益も半期ベースでの史上最高となる同14%増の86億ペソに達した。すなわち、実質14%増益であった。
上半期末の携帯通信加入件数(SIMベース)は前年同期末比13%増の4,835万件に達した。プリペイド(前払い)方式が同13%増の4,603万件、 ポストペイド(後払い)方式が同12%増の232万件であった。一方、ブロードバンド加入件数は同55%増の347万件であった(15年8月4日のフィリピン証券取引所回覧 04323-2015号などより)。
提供:WCLソリューションズ・フィリピン
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