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【マレーシア】ハラル産業発展計画、第3期に向け輸出強化

【クアラルンプール】 ハラル(イスラム教の戒律に則った)産業開発公社(HDC)は、ハラル製品を輸出する企業の数を 1,600社まで倍増させることを目指している。

ハラル産業の発展を目指すハラル産業マスタープランは2016年、第3期に入る。2006年から実施されている。第2期ではマレーシアをハラル産業の投資ハブとして発展させることを目標として様々な取り組みが行われた。現在までにマレーシアのハラル産業に寄せられた 投資額は150億リンギとなっており、目標を既に達成している。

HDCのジャミル・バイディン社長兼最高経営責任者(CEO)は、国内のハラル産業全体の発展に向けて努力するとコメント。第3期では、より多くの国内企業が世界市場にハラル製品を輸出することができるようにすると述べた。また、より規模の大きな企業が世界的なハラル市場で活躍することができることを望んでいると語った。 今後は食品や飲料、イスラム教徒の人口が多いバングラデシュ、インド、パキスタンなど の市場に輸出することを計画している。インドネシア市場も人口が増加傾向にありマレーシ アの隣国であることから今後有望な市場となっている。 また、2020年の東京オリンピック開催に合わせて日本におけるハラル産業の発展のためにも、日本貿易振興機構(ジェトロ)と共同でイスラム教徒のアスリートのニーズに応えるために尽力する。 今年第1四半期、HDCの輸出高は108億1,000万リンギとなり前年同期比17.74%増加 となった。
(ベルナマ通信、7月16日)

提供:アジアインフォネット

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