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ロシアで空港のVIPラウンジ専用のパスポート検査が廃止

 7月1日より、空港のVIPラウンジ専用のパスポートコントロールが廃止された。7月2日付でコメルサント紙が伝えた。

 ロシアの空港では政府高官や公式代表団向けの専用ラウンジがソ連時代から存在しており、政府関係者や海外の賓客等が利用してきた。またそれとは別に、一般の富裕客向けのVIPラウンジも存在しており、出入国審査、税関検査、保安検査、荷物預入のサービスが専用の場所で行われている。ドモジェドボ空港のVIPラウンジ利用料金は250ユーロ、ブヌコボ空港では8000~1万5000ルーブル、シェレメチェボ空港では1万1000~1万3000ルーブルである。

 こうしたVIPラウンジ専用の検問所に関する厳密な法規定がないことが、3月の政府会議で問題視された。また6月30日に開催されたドボルコビチ副首相主宰の会議において、VIPラウンジ専用の出入国審査場と保安検査場の存在が違法であるとの指摘が、連邦保安庁より出された。これにより7月1日から、ロシアの空港はVIPラウンジ利用客向けの出入国手続きを変更し、一般客と同じ手続きを行わなければならなくなった。

(中略)

 大型空港ではVIPラウンジの売上は1ヶ月あたり1億ルーブル以上といわれ、空港にとっては大きな損失となる。なお、VIPラウンジ専用検問所に関する然るべき法規定が定まれば、以前と同様のサービスが復活すると見る向きもある。(後略)(7/3)

(週刊ボストーク通信1100号より)

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