【マレーシア】通産省、国内外からの投資誘致に本腰=大臣
【クアラルンプール】 通産省は国内外の投資家誘致のため、民間セクターにおける働き掛けを行うプログラムを強化させる方針だ。
ムスタパ・モハメド通産相は、世界経済の不透明感が高まる中ではあるが、新たな投資を獲得するチャンスであるとし、通産省や傘下機関が協力してマレーシアにおける投資機会について投資家に情報を提供しアピールを行うと述べた。
ペラ州では6月29日、マレーシア投資開発庁(MIDA)と通産省が共同で開催する円卓会議が行われ、国内外からの投資誘致について意見交換が行われた。
政府は官民パートナーシップの重要性を認識しており、各州における投資機会をアピールする予定だ。
2014年までにペラ州では1,161件の製造業プロジェクトが実施され、257億リンギの投資が寄せられた。61.9%にあたる159億リンギが国内からの投資となった。その多くが電気・電子(E&E)、ゴム製品、非金属鉱物、輸送機器、食品製造部門への投資だった。13万4,425 人分の雇用が創出され、ペラ州経済に大きな効果を与えた。
今年年初月6カ月でペラ州では32億リンギの投資を誘致しており、プロジェクトが実施された場合には雇用の創出などの波及効果が期待されている。
(ベルナマ通信、6月30日)
提供:アジアインフォネット
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