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【フィリピン】<3月末の対外純負債、昨年末比6%増の432億ドル>

 中央銀行(BSP)は6月30日、国際収支(BOP)及び対外資産負債残高マニュアル第6版(BPM6)に基づいた国の対外資産負債残高(IIP)は、2015年第1四半期末(3月末)現在、純負債432億米ドルとなっている。。前期末(2014年12月末)の純負債407億米ドルを25億米ドル、率にして6%上回った。

 2015年第1四半期末現在の対外金融負債総残高は1,934億米ドル、一方、対外金融資産総残高は1,502億米ドル。対外金融負債の拡大は、主に市場価格の変動に起因する再評価差額金である。加えて、非居住者の証券投資からの純流入と株式資本(直接投資)が対外金融負債を拡大させた。

 一方、対外金融資産総残高の拡大は、主に、在外系列会社発行の債券類への投資による。中央銀行のみ対外純資産残高797億米ドル(前期末787億米ドル)とプラスを維持。その他銀行、一般政府部門、その他部門は負債が資産を上回った。一般政府部門は純負債残高369億米ドル(前期末368億米ドル)、銀行は純負債残高74億米ドル(前期末73億米ドル)、その他部門は純負債残高787億米ドル(前期末754億米ドル)であった。

 対外金融資産のセクター別シェアは、中央銀行(BSP)54.0%(811億米ドル)、銀行14.7%(221億米ドル)、その他部門31.3%(470億米ドル)(15年6月30日のフィリピン中央銀行発表より)。

提供:WCLソリューションズ・フィリピン

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