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ロシアで急性アルコール中毒患者が減少

 ロシアでは以前から粗悪アルコールによる死亡者数が減少しているとされる、ロスポトレブナドゾル(連邦消費者権利保護・福祉監督局)の発表によると、昨年、ロシアの急性アルコール中毒患者数は13%減少した。6月24日付でイズベスチヤ紙が伝えた。

 ロシア人の急性アルコール中毒の原因となった製品は変性アルコール、香水、ウインドウォッシャー液、代用アルコール、工業用アルコール、ブレーキオイル、凍結防止剤、エチレングリコールなどに含まれるエタノールや不純アルコール。消費者監督庁によると、急性アルコール中毒は過去3年で13%減、アルコールによる死亡者数は4%減少した。また、2012~14年でアルコール含有製品による急性中毒例は15万6000件、そのうち死に至ったのは4万1900例(26.9%)だった。

 昨年のデータによると、最も多かったのはエタノールによる中毒(74.2%)、それに続くのが不純アルコールによるもの(20.9%)、残り4.9%はその他のアルコールやメタノール(シンナーとして用いられる)、プロパノール(生活化学製品、薬品、香水、化粧品で用いられる)、フーゼル油などによるものだった。なお、ロスポトレブナドゾルによると、昨年、急性アルコール中毒そのものは5万2000例から4万8800例に減少したものの、死亡者数は以前と同水準とのこと(1万3500~4000名)。地域別ではトゥバ共和国(シベリア連邦管区)、クルスク州(中央連邦管区)、ケメロボ州、ブリヤート共和国(共にシベリア連邦管区)、チュバシ共和国(沿ボルガ連邦管区)など37の連邦構成主体でアルコール中毒者が多い結果となった。(後略)(6/22)

(週刊ボストーク通信1099号より)

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