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【フィリピン】<フィリピンの全航空会社、欧州乗り入れ自由に>一昨年のPAL、昨年のセブ航空規制解除に続く措置

 欧州連合(EU)によるフィリピンの航空会社乗り入れ禁止措置が完全に解除された。

 EUは、2010年3月30日に行われた13回目の「EU航空安全リスト」更新において、国際民間航空機関(ICAO)による「重要な安全性の懸念」(SSC)ありという評価に基づいて、フィリピンのすべての航空会社をブラックリストに加えた。すなわち、フィリピンの航空会社のEU乗り入れが全面禁止されたのである。

 その後、EUは、2013年7月の21回目の「EU航空安全リスト」更新において、まず、フィリピン航空(PAL)をブラックリストから除外した。すなわち、PALのEU乗り入れ禁止措置が解除されたのである。これは、ICAOが2013年3月に、フィリピンの航空会社に対する「重要な安全性の懸念」(SSC)指定を解除したこと、フィリピン航空業界やPALによる安全性向上努力が評価されたことなどによる。

 2014年4月には、フィ リピン最大の格安航空会社(LCC)のセブ・パシフィック航空(CEB)であるEU乗り入れ禁止措置が解除された。

 そして、このほど、PALとCEB以外のフィリピンの全航空会社に対するEU乗り入れ禁止措置が解除され、EUの乗り入れが完全自由化された。

 昨年4月には、米国連邦航空局(USFAA)が、フィリピンの航空安全格付けを最上級である『カテゴリー1』に復帰させたことで、、フィリピン航空各社の米国への増便や米国新路線開設が可能となるなど、フィリピン航空業界に関する大きな朗報が連続で聞かれている。

提供:WCLソリューションズ・フィリピン

ここで紹介できなかったフィリピン経済情報は、 フィリピン経済・金融・投資情報 にてご確認いただけます。

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