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ロシア極東ハバロフスク地方で日揮の温室建設がスタート

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 ハバロフスク市の工業団地「アバンギャルド」で、日揮(JGC)が出資する野菜温室の建設が開始された。ハバロフスク地方では日本企業が出資する初めての事業となる。6月3日付で同地方行政府が伝えた。
 事業を担当するのは日ロ合弁企業「JGCエバーグリーン」。今年2月に登記された同社の定款資本金は4億4650万ルーブル。このうち82.2%を日揮、4.5%を「道銀どさんこ3号ファンド」(北海道銀行が北海道ベンチャーキャピタル株式会社と共同で設立)、13.3%をハバロフスクにある有限責任会社「エネルゴ・イムプリス+」(EI)が保有している。ちなみに、EIの株式51%を保有する地元の実業家アリブラント氏は、「アバンギャルド」の運営企業の株式25%も保有している(6月4日付コメルサント紙)。
 6月3日に実施された温室の起工式には、ロシア側からシポルト同地方知事、ソコロフ市長ら、日本側からは山本広行・在ハバロフスク日本国総領事をはじめJGCや北海道銀行の代表らが参加。日本式に鍬入れが行われた(6月3日付極東発展省)。
 JGCによれば、温室で栽培される野菜は、極東向けに輸出されている日本の野菜より安くなり、品質は中国の野菜より遥かに優れたものになるという。商標登録を行ってブランド化を図るとのことで、今冬には最初の収穫が予定されている。
 事業の第1段階では、金属製の骨組みを持つガラス張りの温室(2ha)を建設、ガスボイラーを設置する。年内には竣工できると見られる(6月3日付Amur Media)。「アバンギャルド」ではコジェネレーションを利用する予定で、今回建設される温室では、生産物の約半分の栽培用に補助照明を使用する見込み。ただし、補助照明を使うと、未使用の場合の15~20倍の電力(1haにつき1500~2000kW)が必要となる。(後略)(6/3) 
(写真:起工式の様子 =ハバロフスク地方政府/週刊ボストーク通信1096号より)

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