メキシコと貿易協定を締結=中南米代表2国で巻き返しへ=利害一致で薄い関係脱皮=減免税の対象拡大交渉も
ジウマ大統領とメキシコのエンリケ・ペーニャ・ニエト大統領は26日、メキシコ・シティの大統領官邸で、2国間での投資のリスクを減らし、貿易を円滑化するための協定の締結を行うとともに、両国間の貿易をさらに拡大するための交渉を始める意向を表明した。両大統領は、貿易面を強化することで、両国の関係をさらに強化する狙いだ。そこには両国連邦政府や企業の思惑も絡んでいる。26、27日付伯字紙が報じている。
伯国とメキシコは、2国合わせて中南米全体の人口の55%を占め、国内総生産(GDP)でも62%を占める、中南米を代表する2大国家だが、両国の貿易上の結びつきは決して強いものではなかった。
両国は既に二つの貿易協定を結んでいるが、これらの協定で減免税の対象となっているのは両国が取引を行っている品目のわずか12%で、輸出入の貿易相手国としての比重も、両国共に2%未満で低迷している。14年の輸出状況を見ると、伯国が対メキシコで前年比13・25%減、メキシコが対伯国で7・45%減となっている。
これまでは両国共に、インドや韓国など他の新興国相手の貿易に力を入れていたが、・・・
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