国会議員らがホテルの外資規制の動き
野党「公正ロシア」の下院議員が、国営銀行が外資運営のホテルの建設・改修に融資することを禁じる法案を下院に提出した。5月28日付でコメルサント紙が伝えた。
近年、ロシアでは地方都市を含め、外国ブランドのホテルチェーンの展開が目立っている。こうした中、「公正ロシア」のパホルコフ議員は、国営銀行が外資運営のホテルの建設・改修に融資することを禁じる法案を下院に提出した。同氏によると、外国オペレータは運営するホテル事業の成功の是非にかかわらず、20~30年に渡って運営報酬を受け取る決まりとなっている。報酬金額はホテル1軒当たり年間20億㌦を超え、収益率は70%を超えるという。ホテル事業全体のリスクは、デベロッパーや銀行が負っている。
パホルコフ氏によれば、外資規制を行うことによりロシアのオペレータが増えることが期待される。他方、専門家からは、ロシアのオペレータは既存物件を、外国オペレータは新築物件を好む傾向があるし、そもそもロシアでは良質なホテルの数が不足しているので、そのような融資制限は的外れだと指摘する声も出ている。(後略) (5/28)
(週刊ボストーク通信1095号より)
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