【マレーシア】ナジブ首相訪日、安倍首相と首脳会談 経済&安全保障協力推進で一致
【クアラルンプール=マレーシアBIZ ナビ】 3 日間の日程で訪日したマレーシアのナジブ・ラザク首相は25日、安倍晋三 首相と首脳会談を行った。
両国首脳は政治・安全保障、海洋、経済、文化・人的交流分野などで協力を推進する方針で一致。これまで築いてきた協力関係を踏まえ,両国関係を「戦略的パートナーシップ」に格上げし,地域や国際社会の幅広い課題について一層協力を強化していくことで合意した。
両者は、日本からマレーシアに防衛装備品を移転する協定の交渉を開始することで一致し、南シナ海における安全を維持することで協力すると発表した。
一方で、クアラルンプール(KL)-シンガポール間を結ぶ高速輸送システム(HSR)の建設に関して、安倍首相は、日本の新幹線技術を導入することを希望すると再び表明した。一方でナジブ首相は新幹線が候補の1つであると述べ、国際入札が行われることになるが、その際には日本が高い競争力を有する入札者となるとの見解を示した。ナジブ首相は26日、仙台まで東北新幹線に試乗した。
また岸田文雄 外務大臣は25日、ナジブ首相を表敬訪問した。ナジブ首相はルック・イースト政策(東方政策)の第2波実施を通じた両国の関係の深化を歓迎すると述べた。また岸田外務大臣もHSRへの新幹線導入に向け期待していると応じた。
またミャンマーのロヒンギャ難民が乗った多数のボートがスマトラ島やランカウイ島の近くで漂流しているのが発見された問題について、岸田外相は日本として貢献する用意があると明らかにした。ナジブ首相も日本をはじめとする国際社会からの支援を歓迎すると述べた。
提供:アジアインフォネット
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