【マレーシア】GST導入で下がるべき295品目リスト発表 自動車や家庭用品など
【クアラルンプール】 連邦政府は12 日、物品・サービス税(GST)導入に伴い販売価格が下がるべき295品目のリストを発表した。
うち売上・サービス税(SST)5%の課税対象となっていた22品目は、GST 導入と共に課税免除となった。塩漬け魚や干物、輸入果物などが相当する。
またSST10%の課税対象となっていた273品目は、6%のGST導入により税率が4ポイント下がった。自動車の他、家具、衣料、生理用品、紙おむつ、文房具、バッテリー、タイヤなどの販売価格がGST導入前に比べて下がるべきだという。
アハマド・マスラン副財務相は、国民はGST導入により商品やサービスの価格が下がったと実感されるべきとコメント。複数の悪徳業者が値上げをした例も報告されているが、政府が集めた統計によるリストの品目は、全て販売価格が下がったものであると説明した。
また、不当に値段を引き上げる業者には財務省と関税局から値下げを勧告していると強調した。大手メーカーなどはGSTに従っているが小さな村にある商店などではGSTを反映した価格が付けられていないおそれもあると指摘。
商品価格に関する疑問はポータルサイト(http://gst.customs.gov.my)で確認することができる。
(ザ・スター、ザ・サン、5月13日、ベルナマ通信、5月12日)
提供:アジアインフォネット
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