日本企業グローバルビジネスサポートLAPITA(JTB)

  1. TOP
  2. サポート事例
  3. 中国・ロシア・ブラジル
  4. ロ中が中国でSSJ100のリース会社を設立へ

ロ中が中国でSSJ100のリース会社を設立へ

 5月8日、ロ中投資基金(ロシア直接投資基金と中国投資有限責任公司が共同で設立した政府系ファンド)、ロシアの統一航空機製造会社(OAK)、中国の新世紀国際租賃有限公司(New Century International Leasing)、西咸新区管理委員会(陝西省)が、OAK傘下の「スホイ民間航空機」が生産するリージョナル旅客機「スホイ・スーパージェット100」(SSJ100)の中国でのリース事業のための合弁会社設立に関する枠組み合意書を締結した。同日付でロシア直接投資基金が伝えた。

 合弁会社の出資比率などは未定ながら、同社は西咸新区(陝西省西安市と咸陽市の間にある開発地区)にリース事業のための拠点を開設し、今後3年間で中国及びアジア地域で100機のSSJ100のリース販売を目指す。

 SSJ100は国産の中型旅客機として開発されたが、メーカーは多額の債務を抱えて苦しんでいる。(中略)昨年にはOAKが中国・河南省の航空会社らとSSJ100の大量購入及び現地生産に関する覚書を締結したとの報道も出たが、話は進んでいない模様で、現在も中国との売買契約はまだない(5月8日付コメルサント紙)。

 SSJ100のライバルとしては、ブラジル・エンブレアのリージョナルジェット、三菱重工業のMRJ、中国商用飛機有限責任公司(COMAC)のARJ-21が挙げられる。しかし前2者については販売開始までまだ数年かかり、ARJ-21に関してもまだ発売から間もなく故障もあるので、SSJ100としては直近3年ほどが特にチャンスが大きい。(後略)(5/8)

(週刊ボストーク通信1092号より)

・・・これより先の記事は、ラピタ会員専用ページにてお読みいただけます。

ラピタ会員専用ページをご覧いただくには「会員登録」が必要です。
・すでに会員登録をされている方はこちらから
・まだ会員登録をされていない方はこちらから

PAGETOP