【マレーシア】KLー星高速鉄道、完成予定を先送り シンガ終点はジュロンイーストに決定
【シンガポール=マレーシアBIZ ナビ】 2020 年の完成を予定している、クアラルンプール(KL)とシンガポールを繋ぐ高速鉄道(HSR)プロジェクトの完成予定が見直されることが明らかになった。完成予定は2020年に設定されていたが、2 年程度先送りするとみられる。プロジェクトの規模が大きく、調整を要する案件が多いことから2020 年開業は難しいとの見方が出ていた。
完成予定の見直しについて、非公式にシンガポールを訪問したナジブ・ラザク首相とシンガポールのリー・シェンロン首相が首脳会談後の共同声明で発表した。両首相はプロジェクトが成功するために努力するとした上で、世界各国から技術支援や経験の共有に関する提案が出ていることに謝意を示した。
■シンガポール終点はジュロン・イーストに決定■
一方、シンガポール側の終点をジュロン・イースト地区にすることが発表された。
ターミナルを建設し、シンガポール第2のビジネス地区とする計画。税関、出入国管理、検疫(CIQ)も建設される。マレーシア側の終点は、スンガイベシのバンダル・マレーシアに決まっている。
同プロジェクトは2013年にマレーシア・シンガポール両国間で合意したもので、計画案ではKL―シンガポール(全長350キロメートル)を90 分で結ぶという。
提供:アジアインフォネット
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