【フィリピン】<比の観光競争力、74位(141カ国中)に上昇> 前回82位から上昇、75位のベトナムを上回る
世界経済フォーラム(WEF)が5月6日に、「2015年旅行・観光競争力報告書」を発表した。
世界141か国・地域対象の2015年版の首位はスペイン(前回2013年は4位)であった。スペインの首位は初のことである2。以下、2位フランス(同7位)、3位ドイツ(同2位)、4位米国(同6位)、5位英国(同5位)、6位スイス(同1位)、7位オーストラリア(同11位)、8位イタリア(同26位)、9位日本(同14位)、10位カナダ(同8位)となった、
日本は、「客のもてなし」と「テロ発生率の低さ」で首位、「殺人事件の発生率の低さ」で2位であった。「清浄な飲料水へのアクセス」、「鉄道整備」、「衛生」でも高評価。円安もあって「ホテル料金」が71位から36位へと急改善した。
フィリピンは74位で、前回の82位(140カ国・地域対象」から8ランク上昇した。今回は、「国際的開放度」、「価格競争力」、「観光優先度」で高い評価を得る一方、「治安・安全」、「衛生」、「交通インフラ」で厳しい評価を受けた。この結果、アジア・パシフィック23カ国・地域のなかでも14位と中位以下となった。
アセアン諸国では、シンガポールが11位でトップ。以下、マレーシア25位、タイ35位、インドネシア50位、フィリピン74位、ベトナム75位、ラオス96位、カンボジア105位、ミャンマー134位と続く(15年5月6日の世界経済フォーラム発表などより)。
提供:WCLソリューションズ・フィリピン
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