日本企業グローバルビジネスサポートLAPITA(JTB)

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【ドバイレポート】 ドバイGULFOOD2015ミッション
簡易報告書

報告者:株式会社JTBコーポレートセールス
第五事業部 日本企業海外進出サポート「LAPITA」推進担当マネージャー
石毛 照栄


イスラム教徒人口は全世界で約16億人、世界人口の約4分の1を占める巨大市場を形成しており、今後もその規模は拡大することが見込まれています。
こうした状況に対する世界の関心はますます高まっており、多数の日系企業が食品産業を中心にハラル事業展開を模索するなか、中東最大級の食品関連見本市「Gulfood2015」の視察を主眼に据え、発展著しいUAE(アラブ首長国連邦)への視察ミッションの派遣を企画致しました。

【実施概要】
2015年2月8日(日)~2月10日(火)、UAE・ドバイ
主催: 株式会社JTBコーポレートセールス
企画協力:株式会社みずほ銀行 直投支援部

【主な対話・視察先】
・ TOMO Japanese restaurant
・ Jebel Ali Free Zoon (経済特区JAFZA)
・ JETROドバイ事務所
・ Gulfood (中東最大級の食品見本市)
・ ハラル商品製造工場訪問&小売店視察
・ ドバイモール視察


ドバイ最新事情セミナー

中東・ドバイへの海外進出の際に必要な情報を専門家・政府機関・銀行より提供頂きました。
・ 中東・ドバイの魅力、日系進出情報について
・ JAFZAの概要
・  ドバイ・ジャパンブースの取り組みについて
・ Gulf Japan Food Fund (GJFF) のご紹介~日本から中東への「食と農の輸出促進支援」を目的としたプライベートエクイティファンド~                              
・ サウジアラビアの食品環境、企業とのパートナーシップについて   

また、JETROドバイ事務所を訪問しUAEアラブ首長国連邦とドバイ市場についてビジネスセミナーを受講しました。


ネットワーキングディナー

現地で活躍をされております日系企業の方々やドバイ政府機関との連携をされている現地企業との交流の機会を設け、より強い人脈構築と共に、各参加者が抱える現実の課題とそのソリューション等についてのお話しが出来る機会を設定しました。


Gulfood 視察

中東最大級の食品見本市には3800社を超える出展があり、会場が分散されて展示されています。そこで、ジャパンパビリオン(JETROブース)を起点に専門家による視察ツアーを実施し、注目すべき点等をその場で解説をしていただきました。

外資企業ブースにおいては自社商品がHALAL であることを強くPRしていました。


ハラル商品製造工場訪問&小売店視察

現地ハラル商品製造工場の訪問を通じて、中東におけるハラル認証に関する制度、社内ハラル委員会の設置&マネジメントの重要性、ハラル=ムスリムの為だけでないマーケットの魅力等を学べる機会として頂きました。
また小売店の視察を通じて日本食コーナーが設けてあるだけでなく、オーガニック商品、ダイエット商品、グルテンフリー商品のコーナーまで設置されていることから、中東ドバイでは付加価値高い商品が人気があることがわかりました。


ドバイモール視察

2008年当時、世界最大のショッピングセンターとして開業。高級品からフードコートを設置するなど幅広い客層に人気があるショッピングモールの1つで、バージュ・カリファを眺めるポイントとしても有名です。日本企業(ヨックモック、ビヤードパパ、ロイス、無印、ダイソー、紀伊国屋)も出店しています。たまたまですが、とある店舗において現地の方らしきご婦人の爆買の様子を目のあたりにし、中東の購買力の高さを実感することが出来ました。


ご参加者様からは、日本では入手が難しい中東ドバイの最新事情について各専門家から丁寧に提供いただけた事に関して評価を頂いております。また現地の事情を視察することで進出する際のイメージを掴めたとのご意見もございました。しかしながら日程がハードでしたのでもう少し余裕があれば良い、また産業を絞りもっと踏み込んだビジネスセミナーでも良いのではと指摘も頂いております。
頂いた貴重なご意見をもとにGulfood 2016に向け、更に企画内容を充実させていければと思っております。

この場をお借りして、改めて今回の企画に関しご協力いただきました現地の皆様へ感謝申し上げます。

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