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【ミャンマーコラム】アジア徒然草:「ミャンマーの今」 その2

前回(アジア徒然草:「ミャンマーの今」 その1)に引き続き今回は、ミャンマーの生活環境・商習慣などについてご紹介します。

【水事情】
上下水道とも老朽化が進み、リニューアルが必要な状況にあり、自炊を行う場合、ミネラルウォーターの活用が不可欠です。洗濯には浄水器があるといいのですが、ほとんどがついておらず、白いものは長い間洗濯をしていると茶色に黄ばんでくることもあります。

【オフィス、住居事情】
外資系企業や外国人が入居できるインフラ環境が整備された物件は限られているため賃貸料は高く、契約年数も1年単位で、毎年、家賃を見直されるケースが多く、高騰が続いています。その一方で、規制緩和に伴いオフィスやマンション等が入る複合施設の建設も進んでおり、このような施設が完成すれば環境が改善する可能性は十分あります。住居探しのポイントとしては、住環境、間取りなど以外に、停電対策として水の貯水タンクが共同使用か部屋単独使用かの確認、自家発電機の有無などが大切になってきます。

【商習慣】
現金取引が主流で、その通貨は米ドルで且つ新札であることが多いです。最近は銀行振り込みも定着しつつありますが、取引の90%は米ドル現金です。
クレジットカードの普及は遅れており、利用できるところはまだ少なく、利用できでも停電によるオンラインの遮断のために利用できないこともあります。
ローカルマーケットやレストランなどでの支払いは現地通貨チャットの現金が主流です。

【和食】
ヤンゴン市内には、外国人経営のレストランを含めると約120店舗の和食レストランが存在していると言われています。これらのレストランは日本人駐在員やビジネス出張で訪れる邦人をはじめ、日本食ブームにより海外駐在員やレジャー・ビジネス出張で来緬した外国人旅行者にも人気があり賑わっています。ローカル食のレストランと比較すると料金は高めですが、本格的和食レストランの多くは日本やタイから食材を仕入れしているので、日本と変わらない新鮮で美味しい日本料理を楽しむことができます。


【現地での余暇の過ごし方】
週末には、当地に在住する日本人駐在員仲間でゴルフや様々な催事を楽しむことが出来ます。ヤンゴン市内では、フリー情報誌に多くのコミュニティー・サークルが掲載されており、各種サークルに参加し交流を深めたり、ミャンマー国内を家族で旅行するなど、それぞれに余暇を楽しんでおられるようです。

最後にミャンマーにおけるビジネスチャスについて触れたい思います。
ミャンマーの人口5,500万人の「内需拡大ビジネス」を如何に見出せるかが大きなカギとなると思います。その際には、戦後の荒廃から立ち上がった日本のビジネスモデルを適用できる可能性は十分あると感じています。また、非常に穏やかで勤勉な国民性のミャンマー人材をいかに育成するかもポイントとなります。まだまだ課題が山積するミャンマーですが、その分、ビジネスチャンスも数多く存在すると思います。今回の記事をご覧頂き、現地、"生のミャンマー"を自分の目で確かめたいとう方がいらっしゃいましたら、下記までお問い合わせ下さい。

[連絡先]
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