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【マレーシアレポート】アジア徒然草:マレーシア最大の旅行博 MATTA FAIRレポート

JTBアジア駐在員より、9月と3月の年2回KLで開催される、マレーシア最大の旅行博MATTA FAIRについて報告させていただきます。


Malaysia Association of Tour & Travel Agents (MATTA) が主催で、旅行会社をはじめとする出展団体は総数384。毎回10万人程度の来場者があり、各々計画している旅行先の商品を購入していきます。

MATTA FAIRは言わば旅行の安売りフェア。この時を逃さんとばかりに、KLを中心に各地域からPWTC(Putra World Trade Centre)に訪れ、商品を吟味し、より安く、よりお得な商品を求めて一日中ホール内を歩き回ります。個人旅行のお客様中心となるため、家族や親しい友人とやってくるマレーシア人がほとんどです。

中でも、2013年7月からビザ解禁となった日本は、旅行先として今最も熱いデスティネーションと言っても過言ではありません。日本を中心に販売している旅行エージェントが集結しているホールは年々来場者が増え、日本に詳しいマレーシア人も増えてきたように感じます。今年は日本側の自治体もマレーシア人誘客のためにかなり力を入れた地域別のプロモーションを行ったり、USJのハリーポッターオープンによる商品設定も数多く見かけました。KLから直行便が飛んでいる東京・大阪・富士山は鉄板の旅行先。最近は中部地域に行く人も多く、北海道も外せません。これから冬になるにつれ、雪を見に北海道へ行く旅行者が多くなってくるはずです。

また、MATTA FAIRは旅行者だけでなく、旅行エージェントにとっても顔を広められるチャンス。マレーシアの人口はやっと3000万人超えたところですが、旅行エージェント数は2000社と、意外と多い国。今後のビジネスのために各ブースをまわり、同業者同士の交流も深めている様子も伺えます。

今年はマレーシア航空機事故による影響からか、例年より少し客足が鈍かったようです。しかしながら、今も経済成長が続くマレーシア。もっと日本をアピールして、さらに訪日旅行客を増やすべく邁進していく次第です。

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