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【ドバイレポート】中近東アフリカ進出の切り札!ドバイ・フリーゾーンにインキュベーションゾーンが登場!

2014年5月9日羽田空港国際線出発ロビー。次々と参加者が集まってきた。

そう、LAPITA主催の「ドバイ・ビジネス・ツアー」参加者の皆さんだ。
総勢10名。これよりエミレーツ航空でドバイに向かう、約10時間のフライトだ。

羽田-ドバイ直行便で翌朝6時にドバイ空港に降り立つ。
その到着日はまずは市内観光...世界一高いビル・ブルジュ・カリファ、ドバイ博物館、ショッピングモール等を見学、
成長目覚ましいドバイを体感した。

翌日、ドバイ・ビジネス・ツアー一行が向かった先は?

なんと、ドバイ最大にして最も権威のある『ジュベルアリ・フリーゾーン(通称JAFZA(ジャフザ))』だった。

まずは、ドバイ政府が運営するJAFZAの責任者の方からのプレゼンテーションを受ける...JAFZAの将来性とメリットが良くわかる。

次に、インキュベーションゾーンに移動。そこで待ち受けていたのはインキュベーション内ジャパンビジネスセンターを運営するK2マネジメントソリューションズだ。

ここで、今このようなビジネスツアーが向かう先が、

「なぜドバイなのか?」
「なぜフリーゾーンなのか?」
「なぜインキュベーションなのか?」

その疑問にお答えしよう。

「ツアーの皆様、本日はここJAFZAインキュベーション内ジャパンビジネスセンターへお越しいただきありがとうございます。ここを運営いたしますK2マネジメントソリューションズです。これより、Q&A形式でプレゼンテーションをさせていただきます。」

Q1:中近東アフリカへの進出の魅力は何ですか?
A1:経済成長が高く、人口も多いのでそのポテンシャルが大きいですね。しかもまだまだ日本企業の進出が無い未開拓の地域なので先行者利益を獲得できます。また何と言っても世界で最も「親日」が魅力ですね。

Q2:中近東アフリカといっても広いので、その進出の成功の秘訣は何ですか?
A2:成功の秘訣は、『ドバイに拠点をおく』ですね。ドバイに拠点を置き、そこから巨大な中近東アフリカマーケットをねらうという手法です。

Q3:ドバイに拠点を置くメリットについて説明してください。
A3:まずは、ドバイが中近東アフリカへのゲートウェイであるということ。そのアクセス利便性が高く8時間以内の移動距離内に37億人が住んでいます。
次に、中近東アフリカからの高いハブ機能です。ドバイには多くの情報、物流そしてビジネスチャンスや富が集まってきます。
そして、ビジネス環境・生活環境のクオリティの高さ、すなわち仕事のしやすさ・住みやすさです。

Q4:ドバイに拠点を置くとして、その最適な場所はどこでしょうか?
A4:ビジネスの拠点としては、フリーゾーンに拠点を置くことが最適でしょう。まず、フリーゾーンでは外国資本100%での現地法人設立が認められています。フリーゾーン以外でも現地法人設立可能ですが、外資は49%までしか認められません。

その他、各種税金が無税、外国人労働者の雇用条件無し、利益・配当の本国送金自由、各種手続きのワンストップ化など優遇措置が目白押しです。そのフリーゾーンの中でも、皆様にお越しいただいているこのジュベルアリ・フリーゾーンが歴史が古く最大にして最も権威があり、全世界から7000社以上、日本企業140社が進出しています。

Q5:そんな夢のようなドバイのフリーゾーンなのですが、問題点は無いのですか?
A5:「中近東アフリカ進出の壁」としてよく次のような悩みをお聞きします。
・中近東アフリカ進出にドバイのJAFZAが最適とわかるがどのようにして進出して良いのかわからない
・初期投資の負担がたいへんだ。進出後、波に乗るまでは経費をおさえたい
・進出しても放置されている会社が多いと聞いている
・進出しても事業運営を相談する相手がいない

Q6:その壁=問題点を解決したいのだが、どうすればよいのかおしえてほしい。
A6:これらの問題を解決し、JAFZA進出をより安価・容易に実施できるようインキュベーション・ジャパンビジネスセンターが登場しました。

1) 初期投資の軽減

JAFZA進出には自社独自の事務所スペースの賃貸が前提条件で、千万単位の費用が必要ですが、インキュベーションとすることで、ここのコストを最大限に削減し、年間約200万円程度の費用負担でいいことに成功しました。

2)実務面でのフォローアップ

フリーゾーン当局との折衝・ライセンスの取得・維持に関しても連絡が取り辛い、必要書類の確認がケースバイケースで異なり容易では無い、等の実際的な問題がありました。

このジャパンビジネスセンターではWifi/プリンター/ファックス/ワークステーション等が完全完備の共有事務所施設をご活用頂きながら、自社ライセンス・自社登録で独自の活動が出来ます。現地赴任社員様・現地採用社員様のビザ取得やその他JAFZAとの関連業務はすべてセンターが代行手配致します。

自社で大きな賃貸料を支払うことなく、且つ、事務所やライセンス・社員ビザ維持のための煩雑な仕事はすべてセンターに任せて、自社の事業開拓に専念頂けるシステムです。

3)中近東アフリカ事業推進支援
JAFZA内7000社の進出企業ネットワーク、中近東アフリカ地場ネットワークを活用し、販路開拓などの事業推進を支援します。

「これにて、JAFZAインキュベーション内ジャパンビジネスセンターを運営いたしますK2マネジメントソリューションズからのプレゼンテーションは終了です。皆様のドバイ進出をお待ちしております。ご清聴ありがとうございました。」

こうして、ジュベルアリ・フリーゾーンでのスケジュールを終えたツアー一行はマイクロバスに乗り込み、フリーゾーンを後にした。

その顔には、中近東アフリカでのビジネス展開への手ごたえと訪問を満喫した晴れやかさが表れていた。


LAPITA専任アドバイザー
国際税理士
日本マネジメント税理士法人 代表
黒田 昌史

日本マネジメント税理士法人の代表税理士。海外進出・国際税務、国際相続、M&Aに強みを発揮し全国展開中。前職のパナソニック在職中には海外営業のキャリアを積み、サウジアラビアへの赴任経験を持つ。海外の実体験と税理士キャリアを融合したサポートを提供。

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