特定技能とは
「特定技能」は日本で、外国人の方にさらに活躍してもらおうと作られた在留資格のことです。
「特定技能」には「1号」と「2号」の2つの在留資格があります。資格をとるためにそれぞれ必要な条件があり、試験を受けるためにはお金がかかります。ウェブサイトには試験勉強用のテキストやサンプル問題も掲載されていますので、参考にしてください。
資格を取るための必要な条件
1号、2号、共通条件
まず、1号も2号もこの条件を満たしていなければなりません。
- 就労のために日本に上陸する時点で18歳以上
- 技能測定試験の受験日に17歳以上
- 技能測定試験を受ける場合、日本政府が認めた外国政府または機関が発行したパスポートが必要
1号在留資格を取るために必要な条件
特定技能1号の在留資格で働くためには、日本語試験とそれぞれの分野の技能試験に合格しなければなりません。(技能実習2号を良好に修了した人には試験の合格は必要ありません。ただし、別の分野で働く場合には、働きたい分野の技能試験に合格する必要があります)
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- 新たに特定技能1号に
なる場合
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- 技能測定試験※(飲食/外食)
- 日本語試験(N4/日本語基礎テスト)
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- 技能実習2号で移行可能な
分野を修了した場合
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- 技能実習2号で別の分野を
修了した場合
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- 技能測定試験※(飲食/外食)
※特定技能1号技能測定試験についてこちらをご確認ください。
2号在留資格を取るために必要な条件
現在、各分野で特定技能2号制度もできました。さらに専門的な知識や管理者としての能力が求められます。
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- 飲食料品製造業
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- 飲食料品製造業、2年以上、複数の従業員を教えながら、仕事を管理した実務経験
- 特定技能2号試験への合格
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- 外食業
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- 外食業で、2年以上、複数の従業員を教えながら、仕事を管理した実務経験
- 特定技能2号試験への合格
- 日本語能力試験N3以上への合格
※原則どちらの分野も、特定技能2号試験の受験日の前日までに、実務試験を満たすことが必要です。
飲食・外食の企業でも、特定技能2号外国人に働いてもらいたいと考えているところは多いですし、今後さらに増えることが予想されます。
※特定技能2号技能測定試験についてこちらをご確認ください。
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※株式会社JTB主催特定技能受け入れセミナー参加者アンケート (2023年10月実施)
仕事を探すときのポイント
特定技能試験に合格したら、働く会社を探しましょう。ここでは仕事を探す時に大切ないくつかのポイントを紹介します。
- point01
- 働きたい会社のことを調べる。
インターネットや、友人や知り合いに聞くなどして調べましょう。
※株式会社JTB 日本の食品産業分野で仕事を探している外国人へのアンケート (2024年1月)
※株式会社JTB 日本の食品産業分野で仕事を探している外国人へのアンケート (2024年1月)
- point02
- 仕事内容やわからないことについてはしっかり確認しましょう。
自分が働きたいと思っている環境(仕事の内容・給料・住む場所など)と合っているか、しっかりと確認しましょう。わからないことがあれば、すぐに「はい」と答えずその場で聞いて確認し、電話・メールなど窓口に相談しましょう。
面接について注意すること
就職活動期間中、受けている会社に良い印象を持ってもらえるようにしましょう。
就職活動中、受けている会社に良い印象を持ってもらえるよう、会社への返事は早くする・面接の時間は忘れないようにしましょう。面接はオンラインで実施される場合も多いので、会社の面接をたくさん受ける場合は、メールなどの情報を整理して混乱を防ぎましょう。
在留期間について
実際に働き始めるまでには時間がかかります。
- ・会社や時期によって違いますが、応募してから採用が決まるまで、2週間〜1ヶ月かかることが多いです。
- ・採用が決まってから、出入国在留管理局の申請をするため、実際に働き始めるまでにはさらに3ヶ月ほどかかります。
- ・在留資格の期限がある場合は、注意しましょう。残りの在留期間が短い場合は、早めに出入国在留管理局に相談してください。
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応募
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採用
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在留資格などを
申請する
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働く
2週間〜1ヶ月
3ヶ月