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【フィリピン】<16年の訪日フィリピン人、30%増の35万人で最高記録>観光局(JNTO)マニラ事務所を開設し宣伝強化へ

 日本政府観光局(JNTO)は1月17日、訪日外客数などに関する2016年12月及び年間(1月~12月)の推計値を発表した。


 それによると、12月の訪日外客数は、前年同月比15.6%増の205万0,600人(推計値)で、12月として過去最高となった。これまでの12月の最高は2015年12月の177万3千人。


 市場別では、香港、シンガポール、マレーシア、インドネシアが単月として過去最高を記録、ロシア、イタリアを除く18市場が12月として過去最高を記録した。


 上位5市場は、1.韓国(18.9%増の49万4,400人) 2.中国(前年同月比23.2%増の42万7,500人) 3.台湾(4.8%増の27万8,700人) 4.香港(20.6%増の18万9,800人) 5.米国(16.8%増の10万5,000人)。フィリピンは前年同月比26.4%増の4万1,300人で、12月として過去最高を記録。


 一方、16年年間の累計訪日外客数(推計値)は前年比21.8%増の2,403万9,000人に達し、JNTOが統計を開始した1964年以降、最多の訪日者数となった。 クルーズの寄港増加や航空路線の拡大・増便、継続的な訪日旅行プロモーション、ビザの緩和、消費税免税制度の拡充等が奏功した。


  市場別では、ロシアを除く19市場が年間での過去最高を記録した。上位5市場は、1.中国(前年同期比27.6%増の637万3,000人)。中国は全市場で初の600万人台に達し、昨年に引き続き最大の訪日旅行市場となった。 2.韓国(27.2%増の509万0,300人)、初めて年計で500万人を超えた。3.台湾(13.3%増の416万7,400人) 4.香港(20.7%増の183万9,200人)、5.米国(20.3%増の124万2,700人)。


 フィリピンは前年比29.6%増の34万7,800人で、年計で初めて30万人を超えた。フィリピン経済の安定に加え、格安航空(LCC)の路線拡充や訪日旅行プロモーションにより、全ての月で同月過去最高となった。JNTOはマニラに新事務所を開設する予定であり、更なる訪日旅行プロモーションの強化に向けて取り組んでいく。


注)「訪日外客」とは、国籍に基づく法務省集計による外国人正規入国者から日本に永住する外国人を除き、これに、日本を経由して第三国に向かうために日本に一時的に入国した通過客(一時上陸客)を加えた入国外国人旅行者のことである。「観光客」とは、短期滞在の入国者から「商用客」を引いた入国外国人で、 親族友人訪問を含んでいる(17年1月17日の日本政府観光局発表より)。



提供:WCLソリューションズ・フィリピン

 

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