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【マレーシアコラムVol.4】ハラール食品は安心・安全、体に良い! JAKIMマーク(ロゴ)の意味

国内外の独自のパートナーシップの構築により、日本企業のグローバルビジネスをJTBグループがお手伝いするラピタでは、各地域の専門家の方々とのネットワークにて海外展開をサポートしております。

今回は、DNA Two Ventures代表の佐藤実左世氏によるコラムの第4弾をお届けします。


皆さん、こんにちは!
佐藤実左世です。


マレーシアと日本を行き来する度に、温度差を感じる季節になってきました。
季節といえば、マレーシアにはこんなジョークがあります


マレーシア人「日本には四季っていうのがあるんだってね」
日本人「うん。春夏秋冬、4つのシーズンがあるよ」
マレーシア人「へー。マレーシアにも3つシーズンがあるんだぜ」
日本人「???」
マレーシア人「HOT、HOTTER、HOTTESTさ!」


マレーシアの有名なジョークはさておき(笑)、今回は年中暑いマレーシアでがんばる、日本企業のハラール事情について紹介したいと思います。


クアラルンプールから南東に車で2時間ほどいったところに、マラッカという港町があります。MalaysiaColumnVol4.png
マラッカは、ポルトガル、オランダ、イギリスなど、ヨーロッパの国々に支配されたことで、独特の文化が花開き、
ペナン島のジョージタウンとともに、2008年に世界遺産に登録されたエリアです。
このマラッカの中に、「ハラール・ハブ」と呼ばれる、さまざまな国のハラール工場が集まる地域があるのです。
※マラッカ・ハラール・ハブ official websiteはこちら: http://www.melakahalalhub.com/


私も少し前にこのハラール・ハブを訪れたのですが、案内を担当する人から「ミサヨ、ハラール・ハブには日本の企業が進出しているよ。大きな会社なんでしょ?」
その企業はマヨネーズやドレッシングを製造している大手企業さんです。自宅近くのスーパーを改めて見てみると、その企業の商品はたくさん売られています。特に胡麻ドレッシングはローカルの人たちにも大人気です。
日本にはない「ワサビ味ドレッシング」もあって、これはマレーシアだけでしか売っていないオリジナル商品だそうです。
刺身や寿司はムスリムでも食べられるということもあって、マレーシアでは人気の日本食です。当然WASABIもおなじみの味になっているんですね。


これらのパッケージを手にすると、しっかりハラールである証明のジャキム(JAKIM)マークが入っていました。
マレーシアのスーパーでは、基本的にメインの食品コーナーはすべてハラールなので、ドレッシングもマヨネーズなどと一緒にならんでいる食品はすべてハラールです。


そのとき、「あれっ?」と思って、目に止まった商品がありました。
マレーシアの名物料理の1つ、「肉骨茶(バクテー)」のスープの素です。
肉骨茶は、マレーシアアンチャイニーズのソウルフードといってもいい食べ物。豚肉を漢方で煮こんだ香りとコクのあるスープが特徴です。


「???」ですよね。
豚肉を使うスープのもとに、ハラールのジャキムマークがついているんですから。


しかし、肉骨茶=豚肉というのは固定観念で、実際はマレーの人たちでもハラールの鶏肉を使い、鶏肉の肉骨茶を食べることもあるんです。
ハラールの肉骨茶は盲点でした。


肉骨茶の素のパッケージをよく見れば、確かに、肉ではなくて椎茸が写っていますし、肉骨茶の素は、そもそも漢方ですから、ハラール食材です。


「基本的に」マレーシアのハラール認証、ジャキムマークは、豚肉やアルコールなど、イスラム教の戒律に反したものが成分に使われておらず、製造過程においてもハラール性が担保された商品だと取得できます。
※実際のハラール認証取得に関する条件はこちらをご覧ください。
http://www.islam.gov.my/en/
さらに、「体によい」という意味のトイブ(Toyyib)であることも重要事項なので、製造工程で衛生面や健康面の基準をクリアしていることも必要です。


日本の現地企業にしろ、チャイニーズ系の肉骨茶の素をつくっている食品メーカーにしろ、食材をきちんと厳選し、食の安全や安心のために、設備や環境を整えて製造しています。


ジャキムのマークがついているということは、イスラム教云々よりも前に、食品としてきちんとしていますという証しでもあるんだなと、改めて気づいた次第です。




今回もお読みくださり、ありがとうございました。
次回もマレーシアの話題をお届けしますので、どうぞお楽しみに。
佐藤実左世でした。


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プロフィール:佐藤 実左世(Misayo Sato Athanasius)


DNA Two VenturesSdn. Bhd.
(ディーエヌエー・トゥー・ヴェンチャーズ株式有限責任会社)代表者
Serunai Commerce Sdn. Bdn. Japan's Market Consultant 



学校卒業と同時に大手化粧品企業へ入社。海外事業部を経て大手小売業へ転職。東南アジアのトップとしてマネージメントを担当。退社後に起業しマレーシアと日本とをつなぐ、貿易卸、ビジネスマッチングなどを行なう。


HDC (マレーシアハラール産業開発公社)が主導するGlobal Halal Data PoolはSerunai によって開発されており、Serunaiにて日本マーケット担当として活躍中。


※本サイトに掲載のレポートやコラム及びリンク先などの内容はすべて執筆者の個人的な見解であり、弊社の公式見解をあらわすものではありません。

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