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【フィリピン】<12月のインフレ率、約2年ぶりの高水準の可能性> エコノミストの事前推定コンセンサス2.8%

 フィリピンの消費者物価(インフレ)統計は、毎月5日前後に発表される。
 
 既報のとおり、12月6日に発表された2016年11月の総合消費者物価指数(CPI{2006年=100})の前年同月比上昇率(総合インフレ率)は2.5%(速報値)となり、前月(2.3%)から0.2%ポイント上昇、前年同月(1.1%)からは1.4%ポイント上昇した。そして、2015年2月の2.5%以来、21カ月ぶりの高水準となった。


 この結果、2016年11カ月間(1~10月)の平均インフレ率は1.7%となり、依然、2016年政府インフレ目標(2.0~4.0%)の下限以下での推移となっている。また、11月の特定食品・エネルギー関連品目等変動の激しい品目を除いたコアインフレ率は2.4%、前月から0.1%ポイント上昇した。11カ月間の平均コアインフレ率は1.8%となっている。


 中央銀行(BSP)テタンコ総裁は、12月のインフレ率を前年同月比2.2%~3.0%と推定している。石油価格、電力料金の上昇、ペソ安の影響などで、インフレ率が続伸、3%に届く可能性もあると見ている。2016年は後半にややインフレ圧力が高まり、9月以降、4カ月連続の2%超となる可能性が高い。


 1月4日付けフィリピン各紙電子版によると、民間エコノミストによる2015年のインフレ率に関する直前推定コンセンサスは2.8上昇となっている。すなわち、2014年11年の3.7%以来約2年ぶりの高水準となると見ている。もっとも、12月が2.8%でも、2016年年間平均インフレ率は1.8%となり、2016年政府インフレ目標(2.0~4.0%)の下限以下となる。



提供:WCLソリューションズ・フィリピン

 

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