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【マレーシア】MRT1号線開通、1カ月間運賃を無料に=ナジブ首相

【クアラルンプール】 ナジブ・ラザク首相は15日、首都圏大量高速輸送(MRT)の1号線、スンガイ・ブローーカジャン(SBK)線の第1期の開通式に出席。開通から1カ月間の運賃を無料とし、MRT駅に接続する路線バスも無料とすると発表した。来年1月17日からは有料となる。


ナジブは、MRTの開通によりマレーシアが先進国の仲間入りの第一歩を踏み出したとコメント。第1期区間は予算より20億リンギ少ない、210億リンギの費用で完成したと明らかにした。第1期のスンガイ・ブローとセマンタン間には12駅がある。


MRT1号線の第2期が開通した後は、公共交通機関の利用者が増えることにより道路を走行する自動車が40万台減ると予想されている。第2期は来年7月までに開通する予定だ。


ナジブ首相は、MRTの建設に携わったマレーシア企業は、経験を活かして海外でも同様のプロジェクトに関わることができるとコメント。MRTプロジェクトは単なる公共交通機関プロジェクトではなく、雇用創出や生産性の向上、マレーシアが近代的な国家であるとのイメージ向上につながる重要なものであると強調した。また、路線の周辺にある不動産の価値も向上していると述べた。MRTの事業の40%はブミプトラ(マレー人と先住民族の総称)企業に発注された。


不動産・住宅開発業者協会(REHDA)は、MRT1号線第1期の開通に関し、駅周辺の不動産価値が上昇するとし、既に影響が出始めていると指摘した。不動産の価値は5-10%の上昇が見込まれている。


(ザ・スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・サン、12月16日)

提供:アジアインフォネット

 

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