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【フィリピン】<成人失業率、9年間で最低の18.4%に>民間機関調査、政府統計とは大きな差異

 民間調査会社ソーシャル・ウェザー・ステーションズ(SWS)は、メディアパートナーであるビジネスワールド紙を通じて、2016年第3四半期(9月末)の成人失業者調査結果を発表した。


 それによると、失業率18.4%(推定820万人の成人が失業中)で、前期(6月末)の調査時の21.7%(推定1,000万人の成人が失業中)から3.3%ポイント改善。2007年12月の17.5%に次いで低かった。


 ソーシャル・ウェザー・ステーションズ(SWS)の成人失業者データの調査は総労働人口のうちの成人を対象としている。労働人口は、現在就職している人に失業している人や職を探している人を加えたもので、調査は集合結果である。


 第3四半期の失業率(18.4%)の内訳は、8.0%(成人推定360万人)が自分の意思で離職した人。7.4%(成人推定330万人)が意思に関係なく経済情勢により失職した人。3.1%(成人推定140万人)が初めて職を探している人。


 最新調査では、9月の成人労働力参加率は72.0%、即ち4,470万人で、6月の74.1%(4,600万人)を2.1%ポイント下回っている。また、9月の女性成人失業者は6月の33.1%を7.0%ポイント下回る26.1%で、2011年9月の25.6%に次いで低かった。


 調査対象となった人の44%が今後12カ月で有効求人数が増えるとみており、就職可能性に対する純楽観度は+31%(非常に高い)であった。


 調査期間は2016年9月24~27日。全国の成人1,200人(マニラ首都圏、ルソン、ビサヤ、ミンダナオ地域各300人)を対象に実施。サンプリング誤差は±3%(全国)、±6%(各地域)。


 SWSの純楽観度の用語は、+30%以上(Very high)、+20~+29(High)、+10~+19%(Fair)、+1~+9(Mediocre)、-9~0(Low)、-10以下(Very low)。



提供:WCLソリューションズ・フィリピン

 

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