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【フィリピン】<カジノリゾート「ソレア」運営企業、16億ペソの黒字に>前年同期15億ペソの赤字から急改善、カジノ収入14%増

 フィリピン政府は、国家プロジェクトとして観光事業を強力に推進することを目的に、マ二ラ湾岸沿いに「マニラベイ・エンターテインメントシティー」を創設しつつある。そこでは、日本のユニバーサルエンターテインメント・グループを含む4グループのカジノ複合リゾート施設の開発が行われつつある。


 その4グループの一つが当地最大の港湾企業インターナショナル・コンテナ・ターミナル・サービシズ(ICTSI)の総帥エンリケ・ラソン氏傘下のブルームベリー・リゾーツ(ブルームベリー)である。このブルームベリーによる大型カジノ・リゾート「ソレア・リゾート&カジノ」(ソレア)は2013年3月に開業した。
 

 このブルームベリーが、11月14日、2016年9カ月間(1月~9月)の決算速報を発表した。


 それによると、今9カ月間のカジノ事業純収入が同14%増の280億ペソに達した。カジノ以外の収入も同24%増の17億ペソと好調であった。総費用はほぼ横ばいの189億ペソにとどまったことから、最終損益は15億9,100万ペソの黒字となり、前年同期の15億0,900万ペソの赤字から急改善した。そして、今第1四半期の11億5,500万ペソの赤字を完全に埋め切り、プラス圏となっている。


 なお、ブルームベリーのエンリケ・ラソン会長は、マニラ首都圏ケソン市において、2017年に国内2カ所目のカジノの建設着工、2019年に完工させる計画を表明している。ソレアの業績回復に加え、今後はドゥテルテ政権のもとでの中国との関係改善による中国人観光客の増加、ドゥテルテ政権によるオンラインカジノ規制措置による通常カジノへの来客数増加などが期待されることもあって、ブルーっムベリーは、ケソン市でのカジノプロジェクトを推進する意向のようである(16年11月14日のフィリピン証券取引所回覧06399-2016号などより)。



提供:WCLソリューションズ・フィリピン

 

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