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【フィリピン】<9月の訪日フィリピン人、31%増の2万人>9カ月間では29%増の24万人、ASEAN3位に

日本政府観光局(JNTO)は10月19日、訪日外客数などに関する2016年9月の推計値を発表した。


 それによると、9月の訪日外客数は、前年同月比19.0%増の191万8,200人(推計値)で、9月として過去最高となった。これまでの9月の最高は2015年9月の161万2千人。


 韓国の秋夕(チュソク)、中華圏の中秋節やマレーシアの学校休暇など、祝日に伴う連休や休暇に加え、航空路線の新規就航・増便、継続的に行われている訪日旅行プロモーション効果などが訪日外客数の堅調な増加に大きく寄与した。クルーズについては、台風の影響によるキャンセルが重なったものの、中国を中心に70隻以上の寄港があったことが訪日外客数の増加を下支えした。


 市場別では、韓国が前年同月比42.8%増と熊本地震の発生以降、初めて前年同月比40%を超える高い伸びを記録した。またインドネシア、タイ、フィリピンでも伸び率が30%を超えるなど、東南アジアも総じて好調であった。ロシアを除く19市場で9月として過去最高を記録した。


 上位5市場は、1.中国(前年同月比6.3%増の52万2,300人) 2.韓国(42.8%増の43万0,600人) 3.台湾(14.7%増の34万7,500人) 4.香港(13.6%増の13万0,900人) 5.米国(26.9%増の9万6,800人)。


 フィリピンは前年同月比31.3%増の2万0,800人で、9月として過去最高を記録。海外旅行のオフシーズンであるが、フィリピン経済の成長・回復が見られる中、ジェットスター・ジャパンのマニラ-成田/中部各便の運航再開や、旅行博への出展、SNSを活用した情報発信などの訪日プロモーションの効果が訪日需要増加を支えた。


 16年年初9カ月間(1月~9月)の累計訪日外客数(推計値)は前年同期比24.1%増の1,797万7,700人に達した。


 上位5市場は、1.中国(前年同期比30.5%増の500万7,200人) 2.韓国(30.2%増の371万9,400人) 3.台湾(16.7%増の323万3,500人) 4.香港(21.3%増の134万3,000人) 5.米国(20.6%増の91万4,500人)。


 フィリピンからは前年同期比29.2%増の23万9,800人で、東南アジアではタイ(15.8%増の62万6,500人)、マレーシア(33.4%増の24万9,800人)に次いで多かった。


注)「訪日外客」とは、国籍に基づく法務省集計による外国人正規入国者から日本に永住する外国人を除き、これに、日本を経由して第三国に向かうために日本に一時的に入国した通過客(一時上陸客)を加えた入国外国人旅行者のことである。「観光客」とは、短期滞在の入国者から「商用客」を引いた入国外国人で、 親族友人訪問を含んでいる(16年10月19日の日本政府観光局発表より)。


提供:WCLソリューションズ・フィリピン

 

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