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【JTB海外駐在員コラム】香港編~香港で感じたこと~

国内外の独自のパートナーシップの構築により日本企業のグローバルビジネスをJTBグループがお手伝いするラピタより、海外に駐在するJTBの社員による現地の最新情報をご提供いたします。

今回は、香港からのコラムをお届けします。


1.香港で今一番流行しているもの(人々の関心事)
香港では現在、韓流ブームが巻き起こっています。特に【韓国ドラマ・K-POP・韓国料理】が大人気です。香港のテレビを見ると、毎晩のように韓国ドラマ、K-POPの番組が放送されており、人気の高さがうかがえます。また、ポケモンGOも大ブームで、街中にポケモンGOを楽しんでいる方々が見られます。

2.日系企業のビジネスチャンス
現在香港には、約1,300社の企業が進出しておりますが、香港経済の低迷に伴い、苦戦している企業も多いようです。一方、某日系の料理教室では、3年前に進出し、最初の1年で生徒1,000人を獲得、今年に至っては、8,000人以上にまで拡大しています。
このように日本に関連するビジネスで大成功している企業も多くあります。

3.香港人の余暇の過ごし方(訪日旅行編)
2015年度、香港人の人気海外旅行先は台湾を抜いて日本が1位(1,524,300人)になりました。今年に入っても勢いは留まる事を知らず、伸び続けています。
ここで、香港人が訪日旅行前に期待していることベスト5をご紹介いたします。

第一位 日本食を食べること 
第二位 ショッピング 
第三位 自然・景勝地観光 
第四位 温泉入浴 
第五位 旅館に宿泊

2016年6月の(香港からの)訪日外客数は163,100人。前年同月比19.0%も増え、単月として桜、イースターのあった3月の160,954人を超え、過去最多を記録しています。
1-6月の累計は868,100人、前年同期比25.5%増、41ヶ月連続での同月過去最多を更新中です。
7-8月の夏休みのピークシーズン前のショルダー期にあたりますが、ピークを避けた訪日リピーター・FIT層の訪日需要が高く、単月として過去最多の訪日外客数を記録しています。

5月の香港での広告支出は業界別では「旅行・観光」がトップ、企業別ではAirbnbが広告支出トップとなり、FIT・直接手配化がさらに加速する見込みです。
旅行需要が伸び続ける一方で、香港経済が景気後退局面に陥っているという報道もあります。香港国内での支出は減らすものの、上記の通り訪日旅行への数字を見ると、旅行への支出は惜しまない傾向が続いていると思われます。

香港人にとっての日本は、「高品質・憧れ」というイメージが確立されています。
香港には日本食レストランが非常に多く、料金が高いにも関わらずどこも混み合っています。また書店でも日本関連の旅行雑誌コーナーが人気です。

4.香港人の余暇の過ごし方(香港国内編)
3.でご紹介した訪日旅行はもちろんですが、香港人は国内旅行も大好きです。香港の人口は約730万人、人口密度が高く、窮屈感があり香港人はこれをストレスと感じています。
せめて休日の時くらいは、心を開放的にしたいという思いがあるようです。

そんな香港人の余暇の過ごし方をアウトドア派とインドア派の2つに分けてご紹介いたします。
●アウトドア派
中心地(中環)からフェリーに乗って約40分で行くことのできる離島(特に長洲島やラマ島)が人気です。長洲島には、ビーチはもちろんのこと、おいしいシーフードや、海と山の綺麗な景色、サイクリングなど、開放的な気分を満喫できます。
●インドア派
家でホームパーティーをしたり、家族を大切にする傾向があります。父の日、母の日には、街中で親孝行をしている姿が見られます。花とケーキを渡す傾向があるようです。


※本サイトに掲載のレポートやコラムなどの内容はすべて執筆者の個人的な見解です。

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