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【JTB海外駐在員コラム】ベトナム(ホーチミン)編~ ベトナム(ホーチミン)で感じたこと ~

JTBグループが国内外の独自のパートナーシップの構築により日本企業の海外進出をサポートするラピタでは、JTBの海外支店とのネットワークを活用し、海外進出をサポートいたします。海外に駐在するJTBの若手社員によるコラムをご提供します。今回は、ベトナム(ホーチミン)から駐在員コラムをお届けします。

【日系企業の進出状況】

ホーチミン日本商工会に加盟している企業数は、毎年100社前後増えており近い将来1,000社に達するとも言われています。(2014年679社→2015年9月現在778社)
GDP成長率も2015年6.5%、2016年は6.6%と予想され、ASEAN加盟国10ヶ国中4番目の高い位置で推移し、(2015年:1位ミャンマー8.3%・2位カンボジア7.0%・3位ラオス6.7%)人口約9,250万人、平均年齢29歳前後と、街中には購買意欲の高い若い人の活気で満ち溢れています。
ベトナムでは現在建設ラッシュであり、2015年1月ノイバイ空港(大成建設)、また、2020年にはベトナム初のホーチミン地下鉄1号線(清水建設・前田建設)開通も予定されています。その一方で、あくまで一例ですが、街中の電柱からは、無数の電線が絡まっている実情を見ると、今後も更なるインフラ整備の必要性も伺わせます。

【食事・買物】

食事では、ホーチミンだけでも日本食レストランが250店舗以上とも言われており、2014年には丸亀製麺も進出しました。特に日本人が多く集まるレタントン地区では、日本と錯覚してしまう程日本語表記の店で溢れており、店の種類も豊富で(寿司屋、居酒屋、ラーメン屋、うなぎ屋、とんかつ屋等)、在住日本人やベトナム人にも支持されています。
買い物では、イオン、ファミリーマート、ダイソー(ベトナムでは40,000ドンショップと呼ばれ日本円で約200円前後)や、2015年ミニストップと双日が共同で今後10年間に800店舗以上の展開や2017年にはセブンイレブン1号店の進出も発表されています。
果物やビールも安く購入できます。(マンゴー60円/1kg・350ml 缶80円「銘柄333」)

【交通事情】

街に出るとバイクの数の多さにはびっくりします。こちらはホンダのバイクがシェア7割を占め、市内は大量のバイクで溢れています。信号は主要な場所のみにしか設置されていないので、道を横断する時には、細心の注意が必要です。また、ここ数年で自動車の台数も一気に増加し、中でもベトナム大手のタクシー会社(ビナサン、マイリン)では、トヨタの車種で営業しています。
また、2018年にはASEAN各国からの輸入完成車に対する関税率が現在の50%から0%へ大幅に引き下げられる事から、将来的に国内生産体制維持への危機感が、国内自動車メーカーの間で高まっています。

【日本人交流】

日系の雑誌やフリーペーパーに各種イベント案内(スポーツ系サークル、県人会、同窓会、異業種交流会等)が、掲載されています。毎月第三水曜日に開催されている三水会(正式名称:ホーチミン第三水曜日懇親会)では登録会員数は400名を越えており、ホーチミン最大の日本人コミュニティーかもしれません。

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